須木の観光

山深い大自然の地、須木。もちろん、観光スポットもチェックしないわけにはいきませんね。須木の観光について、ご紹介します。

須木の観光、お勧めスポット

須木の観光

須木、観光、とくれば「すきむらんど」。全長155m、高さ30mを誇る雄大な「すきむらんど大つり橋」や、
世界各地の珍しい淡水魚が見られる淡水魚展示館は見ごたえがあります。

また、須木にある神社の中には日本全国に約3000社勧請されている熊野権現もあります。
古代からの歴史ある神社を地域の方々は大切に受け継いでいるわけですね。

話は戻って、「すきむらんど」。大吊り橋を渡ると、目の前には雄大な滝が現れます。
須木の代表的な自然景観といえるのがこの「須木の滝」です。この滝のいわれを見ていきましょう。

古くから景勝地として知られ、昭和8年には県の名勝に指定された「須木の滝」。別名「ままこ滝」とも呼ばれるこの滝はかつて、
落差41メートル、滝壺の深さ22メートルという規模でしたが綾南ダムの完成によって水面が上昇。 落差は半分となってしまい当時の面影はありません。

そしてこの滝には、「ままこ滝」の名の由来となる昔話が言い伝えられています。


― 昔、若い木こりの夫婦が幼い娘と3人で滝の近くで暮らしていました。
しかし、ふとした病で妻は帰らぬ人となります。娘を連れて仕事はできず、 日々の生活がままならなくなった木こりは後妻を迎えることにしました。

娘はやがて6歳になりました。後妻はこの子が邪魔で、何かにつけて辛くあたっていました。
娘が唯一頼りとする父親は、朝早く家を出て遅くにならないと帰らず、娘はこの継母と一日中一緒にいるしかありませんでした。

ある昼下がりのこと、野良仕事を終えた母と娘は、滝を真下に眺める岩の上に並んで腰をおろしました。
いつもは子を憎んで邪険に接する継母が、その日だけはどうしたことか「しらみでもとってやろうか」と娘を膝に引き寄せ、 髪をとかしはじめました。
娘は今までに味わったことのない継母の優しさに接し、無心になって自分の帯と母の帯を結んだりほどいたりして遊んでいました。

その時、頃合いを見計らった継母が、娘を全力で滝へ突き飛ばしました。しかし、たまたま二人の帯はしっかりと結ばれていたのです。
滝壺へと落ちていったのはいたいけな娘と、その子を憎み続けた継母の二つの塊でした。

この一件があってから、人々はこの滝を「まま子滝」と呼ぶようになり、二人の供養のため、滝の近くに二体の観音像を祭りました。
泣ける話ですねえ・・・。